医学部入試の透明性と成績開示

2018/10/16
昨日開かれた入試での得点操作、同窓生子女優遇に関する昭和大医学部の記者会見。

内容については報道されている通りですが、実際の質疑応答の様子を見ると表向きの説明の影にところどころ大人の事情が見え隠れしているような気がして納得いかないところもしばしば。

また、記者会見あるあるですが、記者さんもうちょいそこ突っ込もうよ…みたいなのもしばしば(汗)



さて、文科省が年内にまとめる最終報告では不適切な扱いと判定された全大学名を公表する方向で調整中との報道もあり、今年度のゴタゴタで医学部入試での年齢や性別の得点調整はある程度なくなりそうです。


このことに関しては賛否両論あるようですが、元再受験生としては入試で年齢による得点調整がなくなること自体は嬉しく思います。

しかし、その一方で、大学側の「今後は公平にやります」という宣言だけでは心許ないというのが正直なところ。

今後もお忙しい文科省が目を光らせ続けるのは厳しいでしょうし、外部機関が毎年公平性を調査するのも現実的ではありません。

公平にやると言った以上は、結果の透明性を確保することが重要なのではないかと思います。


不透明な入試結果の例


たとえばこの入試結果を見て公平な入試が行われたと判断できるでしょうか?

kaiji.png


実はこれ、自分の再受験1年目、不合格だったときの成績開示結果です。

成績開示と言いながら点数は一切示されず、わかるのは不合格者を順位で3つに分けたときのランクのみ。

開示した受験生には得点調整(加えて採点ミス)の可能性はまったくわかりません。逆に言うと得点調整をやりたい大学側からするとやりたい放題です。

また、そういったものがなかったとしても、どれくらい実力が足りなかったか具体的にわからないので、不合格者に対する開示情報としてどうなのかという気がします。

自分の場合は手応えがイマイチだったとはいえ、ランクBということで思っていた以上に実力が足りなかったことがわかったので、個人的には十分でしたが…

この大学、合格者は具体的な点数が開示できるのでなおさら不思議です(笑)


透明性を確保するためには


入試の透明性を確保するためには、最低でも合計得点、さらには科目別の点数が開示されるべきだと思います。

実際に科目別の点数を開示している大学も数多くありますし、公平に入試を行っているのであれば開示しても全く問題ないはずです。

今回不利益を被った受験生への補償という話も出ていますが、その判断のためにも最低限必要な情報ではないかと思います。


冒頭で触れたように不適切な入試を行っている大学名が今後公表されるということで、この話題はしばらく続きそうですが、再発防止策の一環としてとして成績開示が具体的になされることを強く期待します。


※わかりにくい成績開示の例として自分の結果を出しましたが、得点調整の有無とは一切関係ありません。
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この記事へのコメント

  • ぬるま湯

    医学部入試の新指針を作成する委員会が、山形大学医学部の改革で有名な山形大医学部の嘉山孝正参与を委員長に発足して1か月以内に指針をまとめるみたいなので色々と期待出来そうです。
    2018年10月16日 23:53
  • しーちきん

    ニュース見ました。嘉山先生はずいぶん力強い方のようで期待が持てますね。一方で今後指針に従うという名の元に、各大学でこれまでやられてきたことが明らかにならないままになってしまうのではないかと少し気がかりです。
    2018年10月17日 07:43