【2019年版】不正入試騒動を経て女子合格率が上昇した医学部ランキング

2019/05/25
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昨年度、複数医学部での性別・年齢に対する不適切入試が明らかになり、全国的にその是正が求められたことから、今年度の入試結果は前年度以前と大きく変わっていることが予想されます。

男女別の合格率もその一つで、朝日新聞から独自調査の結果が発表されました。

不正入試を継続的に取り締まっていくつもりなら、文科省が昨年度のような全国的な調査を行うべきなのではないかと思うのですが…




女子に不利な点数操作がなされていた場合は合格率男女比(男/女)が大きくなりますが、それが是正されれば合格率男女比は小さくなる(=女性合格率が相対的に大きくなる)はずです。

ただし、合格率男女比は受験者層や入試問題によっても左右されることから点数操作等がなくても大きく変化する場合があるのも事実です。

したがって、今回は平成31年度の合格率男女比について

・昨年度(平成30年度)
・直近6年間(平成25-30年度)の平均値

との比較を行うことで、女子合格率が男子合格率に比べて高くなった大学をランキング形式で紹介したいと思います。


■ 目次(クリックすると該当箇所に移ります)
①平成31年度の女子合格率ランキング
②対昨年度での女子合格率上昇度ランキング
②対直近6年間での女子合格率上昇度ランキング

※使用したデータ
・平成31年度年度:朝日新聞の調査結果
・平成30年度以前:昨年度実施された文科省の調査の結果



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①平成31年度の女子合格率ランキング


まずは朝日新聞から発表された合格率男女比をランキング形式にして紹介します。

合格率男女比の定義は

男子合格率/女子合格率

つまり、この値が小さいほど女子が男子に比べ合格しやすかったことを表しています。


結果がこちら。参考までに昨年度の値も並べて示しています。

MF31.jpg

合格率男女比が最も大きかった埼玉医科大学と最も小さかった京都大学を比較すると、男女の合格率の関係が真逆であることがわかります。

また、国立大学では南北の大学が上位に来ていることも特徴でしょうか。


つづいて、合格率男女比の変化についてみていきます。


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②対昨年度での女子合格率上昇度ランキング


ここでの指標は次のようになります。

平成31年度の合格率男女比/平成30年度の合格率男女比

この値が小さい順、つまり対昨年度で女子合格率が男子合格率に比べ大きくなった順にランキングを作成すると次のようになります。

MF31vs30.jpg

東京医科大学を筆頭に、昭和大学や聖マリアンナ医科大学など昨年度不適切入試の件で名前が挙がった大学の多くが上位に入っています。

しかし、その中には「差別は年齢に関してのみ(性別での差別はない)」としていた大学もあったはずです。また、そもそも名前の挙がっていなかった大学も上位にはあります。


冒頭に述べたように、前年度1年のみとの比較では前年度の合格率男女比が偶然大きかった場合(男子合格率が高かった場合)にここでの指標は不適切入試の影響以上に小さくなってしまいます。

逆もまた然りです。


そのため、ここでの指標だけで女性差別の有無を語ることはできません。

次に紹介する直近6年間の合格率男女比との比較で見ると、もう少し長期的な視点での評価ができるように思います。


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③対直近6年間での女子合格率上昇度ランキング


ここでの指標は次のようになります。

平成31年度の合格率男女比/平成25-30年度の平均合格率男女比

この値が小さい順、つまり対直近6年間で女性合格率が男性合格率に比べ大きくなった順にランキングを作成すると次のようになります。

MF31vs25-30.jpg

①のランキングと比べると上位の顔ぶれが少しだけ変わりました。例えば九州大学や北里大学は上がり、千葉大学が下がっています。


ただ、上位のほとんどの大学は変わらず。

これらの大学は平成31年度の入試で何か変化があったと捉える方が自然なのではないかという気がします。

もちろん断定はできないわけですが、もし過去の入試について疑義を唱えるのであればこれらの大学を調査することが第一なのではないかと思います。


まとめ


医学部合格率男女比について、平成31年度のランキングと前年度以前からの変化のランキングを紹介しました。

年齢についても同じような調査をぜひ実施してほしいものです。


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