不正入試騒動を経て入学者年齢分布が変化した国公立大医学部

2019/10/12
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前回、2019年度の国公立医学部入学者の年齢分布を紹介しました。


2019年入学者は医学部不正入試騒動後の最初の入学者ということになります。

もし入試の選考過程で年齢に関する評価に何らかの変化があれば入学者の年齢分布も変化するはずです。年齢差別なるものがなくなったとするとそれは年齢の高い入学者が増加する方向になります。

最も確からしいのは合格率を比較することですが、昨年に文科省主導で実施されたような大規模調査がない限りその情報が明らかになることはありません。

このブログでは2016年からの年齢別入学者数のデータをまとめていますので、そのデータを使って「一定の年齢以上の入学者数」に着目し、増加が大きかった3つの大学を紹介します。

※入学者数だけでの比較はいろいろなバイアスが乗ってしまうので、ここでは事実だけをお伝えして解釈は読んでくださった方におまかせしたいと思います。


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入学者年齢分布が大きく変化した3大学


香川大学


20歳以上の入学者数推移が次のようになっています。

2016年 33人
2017年 24人
2018年 31人
2019年 42人

2019年はその前3年間の最多入学者数の約30%増になりました。

鳥取大学


同じく20歳以上の入学者数推移です。

2016年 19人
2017年 22人
2018年 22人
2019年 31人

2016-2018は20人前後で推移していましたが、2019年はそこから約50%増になりました。

福島県立医科大学


上記2つの大学と異なり20歳以上の入学者数にはさほど変化がありませんでしたが、22歳以上の入学者数が大きく増えました。

2016年 8人
2017年 6人
2018年 5人
2019年 15人

2019年はその前3年間の最多入学者数の約2倍になりました。


まとめ


不正入試騒動を経て一定年齢以上の入学者数が大幅に増えた大学を紹介しました。

この増加が何によるものなのかはこのデータだけからはわかりません。単なる偶然かもしれませんし、その年齢層での受験者数が増えた結果なのかもしれません。もしかしたら入試の選考過程に何らかの変化があったのかもしれません。

もう過去の話ですのでこれから受験する人には関係ない話かもしれませんが、不正入試の話はあれで終わりでよかったのか、個人的には少し疑問が残るところです。


何かご意見等あれば、記事のコメント欄や質問箱にいただけるとうれしいです。


以下の記事で2019年、2018年の各大学の年齢別入学者数を紹介しています↓


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医学部分析


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