【医学書レビュー】「型」が身につくカルテの書き方

2020/04/06
IMG00343~2.jpg

実習休みを利用して以前から気になっていた本を読んだら、「早く実習やりたい」と思える良書だったので紹介したいと思います。



この本を選んだ理由


この本を選んだ理由は2つあります。

理由①カルテの書き方を系統立てて習う機会が今までなかったから


病院実習が始まるとカルテを書く機会がかなりあるわけですが、書き方に関する講義はOSCE前にほんの少しあった程度でした。

「実習の中で習うより慣れろ」ということなんでしょうが、実際のところはどういう考え方で作られたのかよくわからないテンプレートをとりあえず埋めて、指導医から赤ペンだらけで返ってくるという日々が続いていました。

なので、「型」と呼ばれるものがあるのであれば考え方とともに習得したいと常々感じていました。


理由②実習を終えた6年生が口をそろえて絶賛していたから


そんな中、実習を終えた6年生がこの本が実習で役立ったという話をちらほら耳にして(ツイッターでも目にして)、時間があるときに絶対読もうと決めていました。

こちらの記事でも60冊以上の医学書の中で「実習に役立つ第1位」として紹介されています↓


スポンサーリンク

この本の概要


この本の内容はもともと週刊医学界新聞(医学書院)の連載だったようで、サイトからも見ることができます↓


ただ、書籍のほうが圧倒的に読みやすいです(笑)


構成としては「基本の型」とそれを状況に応じて変化させた「応用の型」について、それぞれ具体例を用いてわかりやすく説明されています。

基本の型


カルテと言えばSOAP形式ということで、S・O・A・Pそれぞれについて必要な項目とその意義、記載例が書かれています。


カルテを書いていると初心者だと

「これSとOどちらにしよう?」

みたいなこともしばしば起こるわけですが、それを区別するための考え方など迷いそうなポイントについて詳しく説明されていて非常にわかりやすかったです。


また、カルテ記載の心構えについても解説があり、実習が始まったばかりの身としてはとても勉強になりました。


応用の型


カルテの各項目の重みは当然シチュエーションに応じて変化させるべきで、基本の型1つでなんとかなる世界ではありません。

僕自身まだわずか数ヶ月しか実習していませんが、既にかなり強く感じていることです。

この本では「応用の型」として、以下の8つのシチュエーションについて実践的なカルテの書き方を提示しています。

・病棟編①入院時記録
・病棟編②経過記録
・病棟編③退院時サマリー
・外来編①初心外来
・外来編②継続外来
・訪問診療
・救急外来
・集中治療

それぞれの「応用の型」のポイントはもちろん、それが必要な理由や、カルテの具体例、記録をとるための段取りまで詳しく解説があるので、実習でこれらを踏まえて実践できればかなり力がつきそうな気がします。

一通り読み終えましたが、早く実際に書いて練習してみたいと思えるようになりました(笑)


まとめ


病院実習に役立つこと間違いなしの良書『「型」が身につくカルテの書き方』について紹介しました。手元にあると安心感が違います(笑)

実習中でカルテ記載に不安のある方、これからの実習に備えたい方は読んでみてはいかがでしょうか?


スポンサーリンク

この記事へのコメント