
第115回医師国家試験の合格発表が行われました。合格された皆様、
本当におめでとうございます!
今回は大学別の新卒の合格率をランキングにして紹介したいと思います。
目次
3つの合格率と利用したデータ
大学別の合格状況
①対受験者数の合格率ランキング
②対出願者数の合格率ランキング
③対在籍者数の合格率ランキング
まとめ
3つの合格率と利用したデータ
3つの合格率
医師国家試験の合格発表では個人の合否とは別に大学別の合格率が発表されますが、この合格率は、
合格者数/受験者数×100
です。分母が受験者数。
しかし、大学によっては国家試験前の卒業試験に合格できないと出願していても受験できない、もしくは出願すらできないというところがある一方で、卒業試験がない大学もあります。
そのため、大学別に比較する際には卒業試験の影響を大きく受ける「合格者数/受験者数」よりも「合格者数/出願者数」さらには「合格者数/6年次在籍者数」が良い指標だと考えられます。
6年生の中に国家試験の受験を考えていない人がいた場合は誤差になりますが…
したがって、今回は①対受験者数、②対出願者数、③対在籍者数の3つの合格率それぞれでランキングを作成しました。
利用したデータ
今回利用したデータの出典を以下に示します。
・115回医師国家試験情報:厚生労働省 第115回医師国家試験の学校別合格者状況
・6年次在籍者数:大学ポートレート、各大学HP(多くが2020年5月時点、一部2020年4月時点での人数です)
※大学によっては6年次在籍者数が公表されていないところもあります。
※大学ポートレートと大学HPで差異があった場合には後者を採用しています。大学ポートレートのみでしか在籍者数を確認できない大学では、実際の在籍者数と異なる場合があります。
大学別の合格状況
各医学部の6年次在籍者数、国家試験出願者数、受験者数、合格者数、3つの合格率と順位(いずれも新卒)を一覧にしたものを示します。国立大学は青、公立大学は緑、私立大学は赤で網掛けしています。




※筑波大学の在籍者数について(2021/3/17追記)
大学HP上では6年次在籍者数155人となっていますが、内部の方によるとまだ6年生に上がっていない留年生の数が含まれているということで、実際の6年生としての在籍者数137人に修正しました。
①対受験者数の合格率ランキング

②対出願者数の合格率ランキング

③対在籍者数の合格率ランキング

※一部の大学で在籍者データなしとなっています。
まとめ
115回医師国家試験について大学別の合格率ランキングを紹介しました。
毎年言っていますが、対受験者数で算出する合格率って違和感があります…。
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過去の合格率ランキングはこちら↓
国試合格率以外にも各医学部の進級難易度や入学時の年齢分布などをまとめています↓
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