勉強の時間確保と効率化のために意識したこと

2022/03/20
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前回、医学部生活6年間での育児と勉強の両立で考えたことや感じたことについて書きました。


今回は両立する上での勉強の時間確保と効率化の工夫について。

目次
① 学期前に計画を立てる
② 大学の勉強は大学で
③ 夜更かしより早起き
④ 勉強道具の電子化
⑤ 育児時間をスムーズに
⑥ まとめ

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① 学期前に計画を立てる


医学部は時間割が詰まっていて試験も多いです。

子育てをしていると試験直前にまとまった勉強時間をとることが難しいので、安定した結果を残すには計画的に勉強を進めないと厳しいだろうと感じました。

そこで、学期前の長期休暇に学期全体のスケジュールを確認したり、先輩に前年の話を聞いたりして、試験前に負荷が集中しないような学習計画を立てるようにしました。

試験勉強はだいたい1週間前までに講義資料の総復習を終わらせて、直前1週間を使って過去問で仕上げる、みたいな流れでやってたかな…。


たくさんの試験が固まっている期間があったり毎週試験があったりで対策が後手に回りそうな学期は、学期前の長期休暇中に予習をして学期中の負荷をできる限り減らすようにしていました。

前大学の専門科目は講義を受けないとサッパリなものが多かったですが、医学部は学ぶべきことがはっきりしている&教材も充実しているので比較的自学自習しやすかったように思います。


CBTや国家試験といったより大きな試験はもっと長い期間をかけて準備する必要がありました。

全体の規模感がよくわからなかったのと自分の状況に近いお手本が身近にいなかったのとで、とにかく早めに着手して進み具合によって適宜計画を見直しながら進めていきました。

スケジュールや結果など詳細は過去記事に書いています。




長期間かけて対策すると、その間に忘れてしまうことも増えます。

したがって、直前詰込み型に比べるとコスパ(時間対効果)は確実に落ちてしまいます。

でも、結果として、試験期間になって慌てたり追い込まれて徹夜したりといったことなく6年間過ごすことができたので、悪くない戦略(必要な犠牲)だったと思っています。


② 大学の勉強は大学で


社会人になると「仕事を家庭に持ち込まない」というのはよく言われること。

この言葉、家庭円満の秘訣として語られることが多いですが、裏を返せば「仕事の時間を最大限に活用せよ」ということだと思います。


医学部に入ってからはこれの‟学生バージョン”を意識してみました。つまり、

「勉強を家庭に持ち込まない」
⇒「大学にいる時間を最大限に活用する」


あくまで"意識"の話で、家で勉強しなかったわけではないです(汗)


いくら医学部の時間割が詰まっていると言っても、毎日昼休みはありますし、講義の空きコマや実習の空き時間がある日もあります。正直なところ、有意義とは言えない講義があるのも事実です。

そういう時間を無駄にせず必要な勉強に充てるようにしていました。

高校のときは野球部で高3の夏まで部活があり、担任に「部活最後まで続けたければ休み時間も必死に勉強しろ」と言われたの思い出しながら…(笑)


こういう日々の細切れの時間もチリツモで、トータルとして見るとかなりの時間になります。

この時間がなければ、家での空いた時間で進めるようにしていた+αの勉強や研究はきっとできなかったですし、試験直前期に家で慌てたり、場合によっては睡眠時間を削ることになっていたんじゃないかと思います。

僕自身が暗記苦手人間で、医学部の試験勉強にはそれなりの時間をかけないとダメだったというのは大いにある気がしますが(汗)


③ 夜更かしより早起き


勉強スタイルは自分に合ったものを見つけるのが大事。

僕は小学生の頃から朝型で、疲れているときは無理せず早寝早起きというスタイルでずっとやってきています。

特にコロナ禍で自宅保育が続くようになってからは、寝かしつけの頃には毎日フラフラ。早起きして頭も心もスッキリした状態で勉強するのがとても有効でした。


この頃は3時~4時に起きてました(汗)

寝かしつけの後にゴソゴソ起きてやろうと試みた時期もありましたが、効率が上がらなくて長続きせず。

暗記は寝る前がいいとよく言われますが、眠い目をこすりながらでもいいってわけじゃないですもんね。

また、子ども達が起きてくる頃にはその日やりたいことの目処が立っているのも朝型のメリットの1つ。

やらなきゃいけないタスクを抱えながら子ども達に接するのと比べると、精神衛生上すごくよかったです。


④ 勉強道具の電子化


勉強道具を電子化することで持ち運びが楽になり、場所や時間を選ばず勉強できるようになったのはかなり大きかったです。

子どもを抱っこしながらだったり、

添い寝しながらだったり、

習い事の付き添い中だったり、

電車での移動中だったり、

帰省先だったり。

決して広いとは言えない家に住んでいるので、電子化は省スペースという意味でもかなりありがたかったです(汗)


CBT対策や国家試験対策に関しては、教材としては膨大ですが、自分で工夫するまでもなくアプリの活用等で紙を使わず完結できるようになっています。

僕はiPadに必要な教材をすべて入れて、隙間時間で勉強を進められるようにいつでもどこでも持ち運ぶようにしていました。

研究には自分のノートパソコンが必要で、通学時のバッグにはいつもiPadとパソコンの両方が入っていて重かったな…。


ただ、大学の講義資料は講義直前に紙配布されるものが多かったので、試験まではそこに書き込み、試験後にスキャン(原本は破棄)していました。

もっとオンライン化が進むといいのにと常々思ってたんですが、コロナ禍で後押しされたんだろうか…?


⑤ 育児時間をスムーズに


家での勉強時間以外の過ごし方も当然大事。

ただ、育児の時間に関しては本当にコントロールが難しい。子どもの生活や行動は寄り道してなんぼみたいなところがあって、すべて親の思い通りになんて不可能です。

長男1人の時はそこそこ几帳面にやってましたが、双子達が生まれてからは諦めの境地に達しました(笑)

かと言って、すべてを子ども達3人それぞれのペースでやっていては時間がいくらあっても足りません。

特に、夕方以降の時間(食事→お風呂→知育や絵本→就寝)をいかにスムーズに過ごすかは、子ども達に良質かつ十分な睡眠をとってもらうためにも、自分の勉強時間や睡眠時間を確保するためにも、とても重要でした。


そこで、子ども達の動線が最短になるような準備を心がけました。

例えば、子ども達がのんびりデザートを食べているとき、お風呂からなかなか出てくれないとき、お風呂上がりにまったりしているとき。

そういうときに先回りして次の準備を進めるようにしていました。

お風呂は目を離すわけにいかないのでできることが限られますが。

その上で、子供たちが寄り道を始めたときどうやって戻ってもらうかは日々試行錯誤です(汗)



口うるさく言うのはお互いいい気分にならないのでできる限り避けたいんですが、これはかなりの難題というか、子供たちがもう少し大きくなるまで形を変えつつずっと続く課題のような気がしています。

勉強の話のつもりが育児の話になってしまった(汗)


⑥ まとめ


勉強の時間確保と効率化のために意識したことについて書いてみました。

いずれも、時間のやりくりをしないといけない中で、自分に必要そうなことや適してそうなこととして取り入れてきたもの。

10人いれば正解が10通りあるような話ですが、考えの一助になればうれしいです。


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