【大学受験】問題の内容とその位置づけを理解する「木も見て森も見る」勉強の大切さ

2018/06/02
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教え子の予備校生達の勉強を見てみると、できる生徒はしっかりと授業と自習を両立して進めています。


予備校においても独学の場合と同様、結局のところ自習が大事

でも、まだ本番まで時間があるこの時期にどこまでやればいいかを悩んでしまう生徒も多いようで、毎回のように質問を受けます。

その中で気になるのは


「○○に書いてあることをマスターできれば大丈夫ですよね?」


とその教科で最も充実した参考書(例えば『化学の新研究』)を挙げ、隅々まで理解しようと努力している生徒。


それが絶対に悪いことだということではありません。

元々得意な教科で、夏までにさらなる底上げをするためにそのような参考書で理解を深めていくということであれば何も問題はありません。

でも、そうではなく苦手科目の場合には遠回りな勉強になってしまいます。



苦手科目(もしくは苦手分野)
≒ 何が重要かの整理ができていない


であり、十分すぎる情報を与えられても取捨択一ができず、”そういうもの”で受け入れるくらいでいいところを一生懸命理解しようとして苦労することになります。そして、たいていの場合は途中で挫折します。

まるで道を知らずに木々がうっそうと茂った森をがむしゃらに進むようなもの。

木の一本一本を確認していてはなかなか前に進めません。

また、運よく森を抜けられたとしても自分が通ってきたところには何が残っているでしょうか…?


一方、簡単な参考書・問題集というのは木々を適度に間引いてくれているものです。

木の名前を確認したり特徴を見たりして道を確認しながら余裕をもって進むことができ、森を抜けられます。

振り返ると自分が通り抜けた森の全体像がしっかりとイメージできるはずです。


そのような自分にあったレベルの参考書・問題集をぜひ見つけて欲しいなと思います。


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